「ローマの休日」に登場する“真実の口”。
嘘をついた人が手を入れると抜けなくなるという伝説がある有名な石像です。
実はこれ、古代ローマ時代のマンホールの蓋なのだとか。
では、私たちの「口」には、どんな働きがあるのでしょうか?
実は「食べる」だけではない、たくさんの大切な役割があるんです。
🌸お口のはたらき
普段の生活で「口って何をするところ?」と意識することは少ないかもしれません。
でも、実はお口は健康な毎日を支える重要な器官なのです。

🥢① 食べる・噛む・飲み込む(摂食・咀嚼・嚥下)+唾液の働き
お口は身体の最初の消化器官です。
歯で食べ物を細かくし、唾液と混ぜて飲み込みやすい形にして胃へ送ります。
💡唾液にはこんな働きもあります:
- 消化を助ける酵素
- 抗菌・免疫作用
- 口の中を清潔に保つ
よい歯でよく噛むことが、健康の第一歩です。
🗣️② 言葉を話す
舌・唇・歯が協力して言葉を発します。
歯が抜けたり、入れ歯が合わないと、発音に影響が出ることも。
きれいな発音は、健康なお口から生まれます。
🌬③ 呼吸をする
呼吸は基本的に鼻で行いますが、お口も補助的な呼吸器として働きます。
口呼吸が続くと、口の乾燥や虫歯のリスクが高まるため注意が必要です。
😊④ 表情をつくる
笑顔やへの字口など、口元は表情づくりの中心です。
言葉のコミュニケーションを助ける重要な役割もあります。
マスクで口元が隠れると、なんとなく不安になってしまいますよねぇ~。よく噛んで、口周りの筋肉をしっかり動かし、表情豊かに過ごしましょう。

👶⑤ 赤ちゃんにとっての“感じるお口”
赤ちゃんのお口はとても敏感。
髪の毛一本でも感じ取れるほど繊細な感覚器です。

生まれた時には「哺乳反射」が備わっており、母乳やミルクをしっかり飲むことができます。
口や舌を通して、世界を“感じて学ぶ”大切な器官でもあるのです。
💡まとめ
お口は「食べる」だけでなく、
話す・呼吸する・表情をつくる・感じるなど、
私たちの生活の質(QOL)を支える重要な器官です。
🗓️ 11月8日は「いい歯の日」。
1年に1度は、歯医者さんで定期検診を受けて、お口の健康を見直しましょう。

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