歯医者さんで「はい、うがいしてくださいね」と声をかけられた小さなお子さんが、勢いよく
「ガラガラ〜ッ、ペッ!」
「う〜ん、そうじゃなくて、ブクブクだよ〜」と伝える、そんな場面によく出会います。
意外と、ブクブクうがいとガラガラうがいの違いを意識していない方も多いようです。

インフルエンザが流行しやすいこの時期、感染予防として「マスク・手洗い・うがい」が推奨されています。
そこで今回は、うがいの目的とその違いをあらためて見直してみましょう。
ブクブクうがいの目的
ブクブクうがいは「お口の中の洗浄」が目的です。
歯磨き剤や食べかす、むし歯菌を口の外に出すために行います。
歯医者さんでうがいをお願いするのも、お口の中にたまった唾液や余分な薬剤を吐き出してほしいからです。
一般的に、3〜4歳ごろからできるようになるといわれています。
ガラガラうがいの目的
ガラガラうがいは「のどの洗浄」が目的です。
のどの奥に水をためてガラガラすることで、異物を取り除いたり、のどを潤す効果が期待できます。
こちらは、4〜5歳ごろからできることが多いようです。
ただし、勢いよくガラガラうがいをすると、エアロゾルが発生する可能性があります。
元WHO専門委員の医学博士・左門新氏によると、
「感染に気づかない人が天井を向いて勢いよくガラガラすると、ウイルスを含む飛沫が飛び散り、周囲に感染させてしまう可能性がある」
とのことです。
実際、コロナ禍で厚生労働省が掲示していた感染対策ポスターには「うがい」が記載されていませんでした。

うがいは必要ないの?
うがいは効果がありますが、より効果的な「順番」があります。
帰宅したらこの順番!
- 手洗い
- ブクブクうがい(口の中をきれいに)
- ガラガラうがい(のどの洗浄)
それぞれの目的を理解して行うことで、よりしっかりと予防につながります。

小さなお子さんのうがい練習は「まねっこ」から
うがいは簡単そうでいて、実は小さな子にとっては意外とむずかしいものです。
まずは、お父さん・お母さんがやって見せて、まねっこから始めてみてください。

最初はうまくできずに床がビショビショになることも。
濡れても大丈夫な場所・服装で練習するのがおすすめです。
うまくできなくても、がんばったらたくさん褒めてあげてくださいね。


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