の:脳の働きを活発にする
噛むことで脳への血流が増加し働きを活発にします。噛むことも立派な「脳トレ」です。
東邦大学名誉教授の有田秀穂先生によると、
1. 噛むことで脳の血流が増え、働きが活発になる
噛むことで脳内の血流が増え、脳の運動野や感覚野、前頭前野、小脳などが活性になります。前頭前野は判断、感情、行動、記憶、コミュニケーションなどをつかさどる重要な部分です。噛むことで前頭前野の血流が増え、機能がアップします。

2. 脳の記憶庫「海馬(かいば)」を刺激
「海馬」はすべての情報が一時的に保存される、脳の記憶庫のようなところです。噛むことは海馬を刺激し、活性化するため記憶力を高められる可能性があります。
3. セロトニン神経が活性化され、うつにも効果
セロトニン神経が活性化すると、ストレスを緩和し幸福感を高めるセロトニンの分泌が増え、うつなどの改善にも効果があるといわれています。また、セロトニンがたくさん出ると、夜、ぐっすり眠れるという効果もえられます。


4. 噛むことで脳からα波が出てリラックス
α波は、集中力や記憶力を高めてくれます。噛むと「覚醒しながらリラックス」できるという独特な状態を作り出すことができます。スポーツ選手が、積極的にガムを噛んでいるのはこのためなのですね。

また、認知症予防と噛むことが関連があるという研究も、現在多くの先生方か研究されています。しっかり噛んで、脳の若さを保ち老化を防止しましょう。

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