み:味覚の発達
味は舌にある「味蕾(みらい)」という受容器で感じます。よく噛むことで唾液がたくさん出て、唾液を介して味を感じます。食べ物の味成分が唾の中に溶け出し味として感じます。味覚はうまい食物を見つけ、有害物を識別し、食欲を高めて消化液の分池を促すなどの働きも受け持っています。人間にとって味覚を成長させることはとっても大切なことなのです。

新生児の味蕾は、味に対する反応が強く、数は成人の1.3倍あります。子どもは成人より味に対してとっても敏感なのです!正しい味覚を身につけるには、「8~12歳までが勝負」と言われています。味覚を発達させる為に、「よく噛んで!」を心がけましょう。

また、高齢者の方も、おいしくてバランスのよい食事をすることは、健康な体と精神の安定を得ることにつながります。ご高齢の方の多くは、唾液の分泌量が減り、また歯の損失などで噛む機能が落ちてしまいます。味がよく分らないことで、食欲が落ちてしまったり、楽しみをっ感じられなくなるなど、生きる意欲の低下につながってしまいます。

普段からよく噛むことを心がけいつまでも元気に楽しい人生を送れるようにしたいですね。

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