「よだれがいっぱい出て…」
「あらっ、そうなの?良いじゃない~❤」
「えっ⁉ 良いんですか?」

健康講座のあとの個別質問タイムで、こんなやり取りがありました。
実は「よだれ」のご相談はとても多いのです。
たくさん出ると心配になりますよね。
よだれ=唾液。実はとても大切な存在
よだれ、つまり唾液には、こんな大切な働きがあります。
- 口の中を湿らせ、動きをなめらかにする
- 言葉の発語をスムーズにする
- 食べ物を潤して飲み込みやすくする
- 消化吸収を助ける
- むし歯を防ぐ
たくさん出ることには、良いことがいっぱいあります。
むしろ、出ないことのほうがリスクは大きいのです。

どうして大人は「よだれ」にならないの?
大人も子どもより多くの唾液を分泌しています。
それでも「よだれ」にならないのはなぜでしょう?
その違いは、
- 唇をしっかり閉じられること
- 唾液を上手に飲み込めること
この2つができるかどうかです。
大人でも、ぼーっと口を開けていると「よだれが…」なんてこと、ありますよね。
赤ちゃんは今、練習のまっただ中
赤ちゃんは、お口の機能を発達させている最中です。

口唇をしっかり閉じること、
ゴックンと上手に飲み込むこと。
それらが上達してくると、よだれの量は自然と減っていきます。
「そういえば、いつもポカ~ンと口を開けている」
「口で呼吸しているかも…」
そんな心当たりがあれば、唇の力を育てるお口遊びをたっぷりさせてあげてくださいね。
指しゃぶりはダメ?
「うちの子、1歳6か月なんですけど、指しゃぶりしています」
→ OK! 大丈夫です。
生理的な指しゃぶりは、お口の機能発達にとって大切なトレーニングのひとつです。

ただし、アレルギーや花粉症などで鼻呼吸が難しい場合は、口呼吸になりやすくなります。気になる場合は、小児科の先生に相談してみましょう。
よだれと肌トラブル
よだれ自体は悪いものではありませんが、口の周りが常に湿った状態だと、赤ちゃんの肌荒れの原因になります。
- スタイ(よだれかけ)は湿ったら交換
- 清潔なタオルやガーゼでやさしく拭く
このケアを心がけてくださいね。

注意が必要なよだれ
- 出なくなっていたのに急に増えた
- 異常に大量に出る
この場合は、口内炎や喉の炎症などが原因の可能性もあります。
一度、お口の中をよく見てあげてください。
よだれは「元気の証」?

一見だらしなく、不潔に見えがちな「よだれ」。
でも昔から
「よだれが多い子は元気な子」
と言われてきました。
よだれが出るということは、消化器官がしっかり働いている証拠でもあり、虫歯予防にもつながります。
もちろん個人差は大きいもの。
出る・出ないで一喜一憂する必要はありません。
あまり気にしすぎないでくださいね。

よだれは、赤ちゃんが元気に成長しているサインのひとつ。
温かく見守りながら、お口の発達を応援していきましょう。

コメント