クリスマスの夜に…

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こんなお話はいかがでしょうか?
記事の最後にもう少し簡単な動画をのせておきました。
お楽しみください。

星の夜夜に出会った二人

〜クリスマスイブのちいさな物語〜

クリスマスイブの夜。
町はしんと静まりかえり、
子どもたちは すやすや 夢の中です。

空の上では、
「さあ、今夜も出発だ!」
サンタクロースがトナカイたちに声をかけました。
プレゼントをいっぱい積んだそりが、
きらきら星の間をすべっていきます。

そのころ、もうひとり――
小さな小さな訪問者がいることを、
みなさんは知っているでしょうか?

羽をひらひらさせながら、
月の光に照らされてやってくるのは、
歯の妖精 トゥースフェアリー
トゥースフェアリーは、
子どもたちの抜けた乳歯を集めるのがお仕事です。

あるおうちのベッドで、
ゆうくんは ぐっすり眠っています。
枕の下には、
今日抜けたばかりの、
ちいさな ちいさな 乳歯。
「はじめて歯が抜けたんだよ」
昼間は少し、こわくて、
ちょっぴり涙も出ました。

真夜中。
そっと窓が光り、
トゥースフェアリーがやってきました。「まあ、なんて きれいな歯!」
フェアリーは、
うれしそうに にっこり笑います。
ピカピカの歯は、
妖精のお城の大切な材料。
お城のかべになったり、
ピアノの鍵盤になったりするのです。

トゥースフェアリーは、
乳歯をそっと持ち上げ、
代わりに小さなコインを置きました。
「よく歯みがきを がんばったね」
そんな声が聞こえたような気がしました。

そのころ、
屋根の上では――
「ほう、ここにも来ていたのか」
サンタクロースが、
トゥースフェアリーを見つけました。

「こんばんは、サンタさん」
「今夜は忙しいですね」
ふたりは にっこり笑って、
夜空を見上げます。


「歯が抜けるのは、成長のしるし」
トゥースフェアリーが言いました。
「プレゼントを待つ気持ちは、
心が大きくなるしるしだね」
サンタクロースが うなずきます。
朝になり、
ゆうくんは目をさましました。
枕の下をのぞくと――
「わあ! コインがある!」
歯が抜けたこわさは、もう ありません。
かわりに胸の中に広がったのは、
ぼく、ひとつ大きくなったんだ」という、

子どもたちが、
健やかに、大きくなりますように。

今夜もどこかで、
トゥースフェアリーは羽をひらひら。
サンタクロースは、
そりを走らせています。

歯を大切にすること。
毎日を大切にすること。
それは、
未来の自分への
いちばん素敵なプレゼントなのかもしれません。

もう少し、簡単なお話を動画にしてみました。
どうぞ❣

メリークリスマス!
おしまい 🎄🧚‍♀️

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