赤ちゃんは、ママのお腹の中にいる時にも指しゃぶりをしているんです。

これは、ママのおっぱいを吸うための練習だといわれています。
誕生してから、1,2か月ほどすると、偶然口にいった指をなめるようになり、さらには自分の指や口の近くにあるものをつかんで、無意識に口に持っていくようになります。指しゃぶりの始まりですね。生後4か月ごろまでの赤ちゃんは、まだ自分の手がわかっていません。なめてみて、温度やにおい、感触などを確かめ、自分の手であることがわかります。発達に必要な指しゃぶりなのですね。
「指しゃぶりをやめさせたい~」
赤ちゃんが指しゃぶりをしていると、心配するママもいるようですが、1歳ごろまでの指しゃぶりは心配なく、発達の過程で必ずする生理的な行為なのです。

1歳を過ぎるころから動きが活発になり、指しゃぶりをしていると移動や遊びの邪魔になり、だんだん減ってくるでしょう。指しゃぶりは気持ちが不安定なときや退屈したとき、眠いときだけにする子が多くなります。1歳過ぎても、基本的には3歳までは無理にやめさせるのではなく、焦らずに様子を見ていきます。幼児期の指しゃぶりは、不安だったり退屈だったり、さみしいときなどにする子が多いようです。そんな気持ちをやわらげるような気持ちのケアが必要です。
日中は手や口、体をしっかり使って遊び、メリハリのある規則正しい生活を送ることが大切です。
3歳を目標に自然にやめられるように接し方などを工夫しましょう。親が気にしすぎて頻繁に注意をしたりすると、かえって指しゃぶりが増えてしまうこともあります。集団生活が始まり友だちと遊ぶようになるとだんだん減ってきて、5歳ごろにはほとんどの子がしなくなります。

「下の子が生まれたら、また指しゃぶりが始まっちゃった」
赤ちゃん返りのひとつです。ママの関心が下の子にいってしまうと思う不安からはじまるようです。ちょっと赤ちゃんの事はおいておき、上の子をぎゅっと抱きしめてあげる時間をつくるといいですね。

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