「足裏が大事」なことは、以前お話ししましたね。
でも実は、足裏が床についているだけでなく、食べるときの姿勢そのものもとても大切です。
離乳食開始の合図のひとつは「座れること」。
しっかり座れていないと、うまく食べられなかったり、間違った嚥下(えんげ)の方法を身につけてしまったりと、今後の食生活に影響してくることもあります。
正しい食事の姿勢とは?
正しい食事の姿勢には、次の3つがそろっていることが大切です。

- 上体がやや前倒し気味
- ひじ・腰・ひざがほぼ直角
- 足裏がしっかり床についている
この3つがそろった姿勢をとれることが理想です。

テーブルとイスの高さが重要です
そのために必要なのが、体の大きさに合ったテーブルとイスです。
テーブルの高さは、高すぎても低すぎても上手に食べることができません。
目安は、胸とおへその間くらいの高さにテーブルがくることです。
とはいえ、お子さんのためだけにテーブルの高さを調整するのは難しいですよね。
その場合は、イスで調整してあげましょう。
食事用のイス、どう選ぶ?
大切な食事用のイス。どんなイスが良いのでしょうか。

1歳6か月のお子さんを持つ保護者102名に聞いてみたところ、
「幼児用食卓イス」という回答が最も多かったものの、それ以外のイスを使用している方も約28%いらっしゃいました。
16種類ものイスが挙げられており、イス選びに悩まれている様子がうかがえます。
食事用イスを選ぶポイント
- しっかりした背もたれがある
- 座面が広すぎない
- 足裏がしっかりつく
- 転落防止のベルトやガードがついている
- 食事用テーブルにひじがつけられる
サイズが合わないときの工夫
3歳頃まで使いたい幼児用食卓イスですが、成長に合わせて「ぴったりサイズ」で使い続けるのは難しいものです。

- 背もたれと背中にすき間がある場合
→ たたんだバスタオルなど柔らかいものを挟み、姿勢を安定させましょう。 - 足が踏み台に届かない場合
→ 硬め素材のジョイントマットや箱などを重ねて、高さを調整しましょう。

「バンボタイプ」のチェアに注意!
動き回らないように…と、安全面を考えて「バンボタイプ」のベビーチェアを検討される方も多いと思います。
ちょこんと座っている姿はとてもかわいいですよね。
座ることをサポートしてくれるバンボチェアですが、自分の力でしっかり座れない時期に、食事用チェアとして使用することはおすすめできません。
体を固定するため便利に感じますが、成長を妨げてしまったり、
お腹まわりが圧迫され吐き戻しにつながることもあります。
食事用として使用する場合の目安
- 自立して座れるようになってから
- 使用時間は30分以内(※食事以外も含めて)
「便利」は大切ですが、便利さの裏にあるデメリットにも目を向けましょう。
大人の姿勢も大切です
親が姿勢よく座ることを心がけることも、とても大切です。
子どもは見ていないようで、実は周りの大人の食べ方や姿勢をしっかり見て、学んでいます。
お子さんの食事時間が快適なものになり、
しっかり噛める子に育つために、ぜひ食事の環境整備を意識してみてください。


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