2月初旬といえば「節分」。
節分は立春の前日と定義されており、毎年必ず3日とは限りません。年ごとのカレンダーで確認してみてくださいね。
「鬼は外、福は内」と豆まきをするこの行事。
鬼は追い出す存在として欠かせません。
その鬼と言えば、大きな角と鋭い牙です。
実はこの“牙”、私たちのお口の中にもある歯だということをご存じでしょうか?
鬼の牙の正体は「犬歯」
鬼のトレードマークともいえる鋭い牙。
これは歯科用語でいう 「犬歯」 にあたります。

犬歯は、裁縫のときに糸を引っ掛けて切れることから
「糸切り歯」とも呼ばれています。
お口の中では、
- 上下に1対ずつ
- 左右あわせて 合計4本
存在しています。
犬歯はとても丈夫で長生きな歯
犬歯は、たくさんある歯の中でも特に重要な特徴をもっています。
- 歯の根が長く、太い
- 神経が大きい
- 他の歯に比べてとても丈夫

そのため、一般的に一番最後まで抜けずに残る歯とも言われています。
日本人における犬歯の平均寿命は、約62歳とされています。
犬歯の大切な役割とは?
犬歯は、食べ物をすりつぶす歯ではありません。
肉食動物でいう「牙」のように、食べ物を噛み切る役割を担っています。
それだけではありません。
● 他の歯を守るクッション役
犬歯は、強い力に耐えられる歯です。
噛むときにかかる強い力を引き受け、ほかの歯への負担をやわらげてくれます。
奥歯は噛む面が広く、すりつぶす動きには強い反面、
横からの力には弱いという特徴があります。
犬歯がしっかり当たることで、
奥歯に横からの無理な力が伝わらないよう守ってくれているのです。
噛み合わせを導く「鍵」の歯
犬歯は「犬歯誘導」と呼ばれるほど、
噛み合わせの位置を定めるうえで重要な歯です。
もし犬歯を失ってしまうと…
- 下あごの横の動きがスムーズにいかない
- 噛み合わせが乱れる
- 強い負荷がかかり、痛みが出る
- 咀嚼効率が落ちる
といった問題が起こる可能性があります。
たとえ片側だけ犬歯を失ったとしても、
顎のバランスは大きく崩れてしまうことも。
その重要性から、犬歯は
**「Key teeth(鍵歯)」**とも呼ばれています。
犬歯を守ることは、全身の健康にもつながる
もちろん、すべての歯は大切です。
その中でも犬歯は、咀嚼や噛み合わせの要となる歯。
犬歯を失うことが、
結果的にほかの歯を失うきっかけになることもあります。

さらに、噛む力の低下やバランスの乱れは、
全身の健康に影響する可能性も考えられます。
まとめ:鬼にも私たちにも大切な犬歯
鬼の牙として描かれる犬歯。
実は私たちにとっても、とても重要な歯です。
- 噛み合わせを支える
- 他の歯を守る
- 顎の動きを助ける
そんな大切な役割を担っています。
節分で鬼を追い出すだけでなく、
自分のお口の中の「大切な牙」も守る意識を持ちたいですね。

日頃から、犬歯を含めた丁寧なお手入れを心がけましょう🌸


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