節分の豆、実は危険?子どもと高齢者に必要な“食べる力”の視点

健康づくりはお口育て

「鬼は外!福は内!」

節分になると、あちこちで豆まきが行われますね。
鬼を追い払った豆は「福豆」として食べ、無病息災を願う――日本ならではの大切な行事です。

ところが実は、消費者庁から「5歳以下の子どもには豆を与えないで!」という注意喚起が出ていることをご存じでしょうか。

Vol.580 硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!
(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/…/child/project_001/mail/20220128/

硬くて小さな豆類は、まだ「食べる力」が十分に育っていない小さなお子さんにとって、とても危険な食べ物です。
噛み砕くことが難しく、そのまま飲み込んでしまう可能性が高いのです。

「こんなに小さい豆だから大丈夫でしょ?」
そう思われがちですが、乾燥した豆はのどに張り付きやすいという特徴があります。
一度張り付いてしまうと、水分を吸収して膨らみ、誤って気管に入ってしまうと肺炎の原因になることもあります。

また、注意が必要なのは小さなお子さんだけではありません。
高齢者の方も同様です。

・歯が抜けている
・噛む力が弱くなっている
・噛み砕けても、豆が口の中でバラバラになる

このような状態では飲み込みにくく、飲み込む力が低下している場合、誤嚥のリスクも高まります。

私が子どもの頃は、家族みんなで大騒ぎしながら豆まきを楽しんでいました。
本来、豆まきは「健康を願う楽しい行事」のはずです。

だからこそ、
「食べられないからダメ!」
ではなく、

・軟らかくて少し大きめの袋入り甘納豆にする
・たまごボーロなどで代用する

といった工夫で、誰もが安全に楽しめる節分にできるといいですね。

豆やナッツ類の摂取制限は、以前は「3歳頃まで」と言われていたように思います。
しかし、食べ物による窒息事故が増え、現在は5歳以下へと年齢が引き上げられました。

それだけ、
・噛む力
・飲み込む力

が弱くなっている子どもが増えている、という現実があるのかもしれません。

歯がしっかり生えていても、噛み砕く力や飲み込む力が十分でなければ、
「食べることをあきらめなければならない食材」はたくさんあります。

何でもおいしく、安全に食べるためには「お口の健康」が欠かせません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました