「下のあごに白いものが見える…?」
赤ちゃんのお口に小さな歯を見つけると、成長を感じてうれしくなりますよね。
個人差はありますが、生後6か月頃になると、下の前歯がちょこんと生えてくる子が増えてきます。
パパやママにとって、お子さんの成長を実感できる瞬間のひとつです。
しかし同時に、むし歯のリスクもここからスタートします。
とても小さくてやわらかい赤ちゃんのお口。どのようにケアしていけばよいのでしょうか?
むし歯はどうやってできるの?

むし歯は、次の4つの条件がそろうことで発生します。
- 歯
- 糖(食べ物や飲み物)
- 細菌
- 時間
このうち、歯みがきは「糖」「細菌」「時間」を減らす役割を担っています。
歯が生え始めたばかりの頃のケア
母乳やミルクなど、液状の食事が中心の時期は、唾液がたくさん出てお口の中を洗い流してくれます。
そのため、
「歯みがきしなきゃ!」とプレッシャーに感じる必要はありません。
「今日は少し汚れているかな」と思ったときには、
歯みがきシートやガーゼでやさしく拭き取る程度で大丈夫です。
歯ブラシに慣れることからスタート
離乳食が始まり、さまざまな食べ物を口にするようになると、食べかすがお口の中に残りやすくなります。
ただし、いきなり歯ブラシを口に入れると、赤ちゃんはびっくりして拒否してしまうこともあります。

スプーンをお口に入れる練習をしたときと同じように、慣れるためのステップが必要です。
おすすめは、
食後に赤ちゃん用歯ブラシを持たせること。
おもちゃ代わりで構いません。
まだ噛んでいるだけでも十分です。

「ご飯を食べたらこれが来るんだな」と、赤ちゃんの中で習慣になればOKです。
大人が一緒に歯みがきをして見せるのも効果的です。
※歯ブラシを持たせるときは、必ず目を離さないように注意してください。
本格的な歯みがきはいつから?
上下の前歯がかみ合うようになった頃が、本格的な歯みがきのスタートの目安です。
赤ちゃん自身が歯ブラシを持つことも大切ですが、実際には噛んでいるだけで十分に磨けていません。
そのため、保護者による仕上げみがきが必要になります。
歯ブラシは、同じものを2本用意しておくと便利です。
- 1本:子ども用(自分で持つ)
- 1本:仕上げみがき用
子どもは大人と同じものを欲しがることが多いので、色も同じものにすると喜びます。
歯ブラシは1か月を目安に交換します。
仕上げみがきに使っていたものを子ども用にし、新しい歯ブラシを仕上げみがき用にするとよいでしょう。
子ども用の歯ブラシは噛んでボロボロになっていても問題ありません。

3歳頃までが大切な時期
最初は母乳やミルク中心だった食事も、離乳食が進むにつれてさまざまな食品を取り入れるようになり、お口の中に汚れが溜まりやすくなります。
また、お口の中の細菌の種類は3歳頃までに決まると言われています。
そのため、
「3歳頃までにしっかり歯みがきができること」
を目標にするとよいでしょう。
ただし、これは食生活が整っていることが前提です。
次のような習慣があると、3歳未満でもむし歯が多発することがあります。
- 糖分のとり過ぎ
- ほ乳瓶でジュースを飲む習慣
- やわらかい食事ばかりの食生活
まずは食生活を整え、そのうえで歯みがきの練習をする気持ちで取り組むことが大切です。
イヤイヤ期の歯みがき対策

成長してくると、
「イヤイヤが始まって仕上げみがきをさせてくれない…」
という相談も増えてきます。
でも、それは成長の証拠でもあります。
そんなときは、
- お兄ちゃん・お姉ちゃんに協力してもらう
- パパに仕上げみがきをしてもらう
- 仕上げみがきごっこをする


など、遊び感覚を取り入れるのもおすすめです。
ママのお膝を取られると、慌てて戻ってくる子も多いですよ。
歯みがきは「楽しい習慣」に
赤ちゃんの歯みがきで大切なのは、
歯みがきは嫌なものではない
という感覚を育てることです。

完璧に磨くことよりも、
まずは楽しい習慣として続けていくことを大切にしましょう。

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