むし歯がないのに歯がしみた、私の「噛みしめ」体験
暑さが少しずつ和らぎ、秋の気配を感じる季節になりました。夏休みや旅行、帰省などで生活リズムが変わり、いつもよりお口のケアが十分にできなかったと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も今日、歯科医院で定期検診とクリーニングを受けてきました。普段から気をつけているつもりでも、専門的にチェックしてもらうことで、自分では気づきにくいみがき残しやケアのポイントを改めて確認できます。クリーニング後のすっきりした感覚も、やはり気持ちのよいものです。

定期検診を受けながら、以前「歯がしみる」症状で受診したときのことを思い出しました。
水が冷たいから? 知覚過敏かな?
夏になると、冷たい麦茶やアイスを楽しむ機会が増えます。私も、水や麦茶を飲んだときに「うん、歯がしみる?」と感じるようになりました。

冷たいものを口にする機会が増えたせいかな、知覚過敏かなと思い、かかりつけの歯科医院を受診しました。
口腔内カメラやレントゲンなどで診てもらいましたが、むし歯は見つかりませんでした。ひとまず、以前詰めた部分を詰め直して、様子をみることに。
そのとき先生から、「もしかして、強く噛みしめていませんか?」と聞かれました。
自分ではあまり自覚がなく、「そうかな?」と思いながら帰宅しました。それでも、しみるような嫌な感じは続きました。
改めて振り返ると、強いストレスを感じていた時期でもありました。
「もしかして、無意識に噛みしめているのかも?」
その後、先生へ改めて相談し、マウスピースを作って装着することになりました。
むし歯がないのに、なぜ歯がしみるの?
歯が痛い、冷たいものがしみると聞くと、むし歯や歯周病を思い浮かべる方が多いと思います。もちろん、まずは歯そのものに問題がないかを歯科医院で確認することが大切です。
一方で、むし歯などが見つからない場合でも、噛みしめや歯ぎしり、日中に上下の歯を接触させ続ける癖などが関係していることがあります。
強い力で歯を噛みしめる状態が続くと、歯や歯ぐき、あごの周りに負担がかかります。歯のしみる感じやあごの疲れのほか、肩こりや頭痛などの不調を感じる方もいます。

ただし、こうした症状にはさまざまな原因が考えられます。「噛みしめが原因」と自己判断せず、気になる症状があるときは歯科医院で相談してください。
気づかないうちに、歯を合わせていませんか?
噛みしめには、ストレスや緊張のほか、姿勢、かみ合わせ、生活習慣など、さまざまな要素が関係するといわれています。

安静にしているときは、上下の歯の間にわずかなすき間があり、通常はずっと接触しているわけではありません。
- 気づくと奥歯に力が入っている
- パソコンやスマートフォンを見ているとき、歯を合わせている
- 朝起きるとあごが疲れている
- あごの周りがこわばる感じがある
このような場合は、噛みしめの癖があるかもしれません。
噛みしめが疑われる場合は、お口の状態に応じてマウスピースの作製などが検討されることがあります。対応は原因や症状によって異なるため、まずは歯科医院で相談することが安心です。

日頃からできることとしては、意識して奥歯を離す、リラックスする時間をつくる、同じ姿勢を長く続けない、姿勢を整えることなどがあります。
夏の終わりは、お口を見直すよいタイミング
外出や予定が多い夏は、歯みがきが短時間になったり、間食や甘い飲み物が増えたりしがちです。また、疲れや睡眠不足、ストレスによって、お口の不調を感じることもあります。
痛みがなくても、歯石の付着や歯ぐきの炎症が進んでいる場合があります。定期検診では、むし歯や歯周病だけでなく、歯ぐきの状態やみがき残しの傾向も確認できます。
また、歯科医院でのクリーニングでは、毎日の歯みがきだけでは落としきれない歯石や着色を取り除き、お口の中をすっきり整えることができます。
気になるサインがあれば、歯科医院へ
- 冷たいものがしみる
- 歯ぐきから血が出る、腫れている
- お口の中のねばつきや口臭が気になる
- 歯の着色や歯石が気になる
- 気づくと歯を噛みしめている
- 最後の歯科検診からしばらく経っている
夏の疲れをお口からリセットして、健やかな秋を迎えましょう。
私も、上手にストレスを解消しながら、お口の健康を大切にしていきたいと思います。

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